罪悪感の正体①

実は罪悪感について、結構長い間考えています。

罪悪感ってどこから生まれるんでしょうね。


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「ここのおやつは罪悪感なく食べられる」


時々お客さんの口から出るこの言葉が
実はずっと気になっていました。



甘さが控えめだから?
素材にこだわっているから体にいいということ?



なぜ
そもそも、、

罪悪感?


甘いものを食べることに
どうして人は罪悪感を持ってしまうのか


考えてはみるんだけど
なかなか答えが出なくって
結構ね
もう何年も宿題として私の頭の引き出しに入っていました。

それで、たまにとり出しては考える

けど、答えは出ないまま
また引き出しに戻す

そんなことを繰りかえしていたんです。


事が動いたのは
今年の4月のことでした。


ある時
クッキーを焼くときにお砂糖を入れ忘れてしまいました。

お砂糖が入ってなくても
元々素材の味がしっかりしてるのもあってそこそこおいしいし(種類によりますけど)より素材の甘さがわかっていい時だってあります。(これも種類によります)

その時のは
ちょっとバランスが崩れてるように感じて、
実はお砂糖って、全体のバランスをまとめる役割なんやなって思ったんです。

もちろん、お砂糖の甘さも含め全体のバランスを考えてレシピを作っているので
そりゃそうでしょーな話なんですけど
それまであんまり思ったことなかったけど
お砂糖って結構重要な役割なんだなって思ったんです。


それでね、何が言いたいのかというと
二つあるんですけど
まず一つ目は

罪悪感があるのは私だった。という発見です。

私は常々、体と心をととのえたいと思って
そんなおやつが作りたいと思ってつくってるんですけど
どこかで、それはおやつではなく食事、ごはんの役割なんじゃないかと思っていたんです。

おやつでととのえることができるのか

この問いの答えにはいつも苦戦します
いくつか、おやつだからできる答えを重ねてみても
なかなか自分の中はすっきりしない


それがその時
お砂糖って重要な役割してるやん
いい仕事してるやんっ!って思えた時
これでいいんやんー
ってなんか思えたんです。

で、その時に
砂糖を入れておやつを作っていることに罪悪感を感じていたのは実は私で
だから、お客さんの「罪悪感」という言葉に私は引っかかっていたんだと
そう気づいたんです。

それで私はすっきりしました。



人の言葉が気になる時って、自分の中に燻り(くすぶり)があって、だからその言葉に反応しちゃうんですってね。

人は自分の鏡っていうけど
今回私にそれを教えてくれてたんですね

そう思うといろんな事がありがたいなって。
出会う人には意味があるんだと、改めて思いました。

出会ってくれるみなさん本当にありがとうございます。



二つ目は
罪悪感を違う視点で見たときのことなんですけど
ちょっと長くなったの次のブログに書きました。
罪悪感の正体②です。
そちらもよかったら読んでみてください。