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2021-03-15

トトノエおやつの感想をいただきました。

私がもたもたしている間に、季節が冬から春へと移ってしまい、もっと早くに行動に移さないといけなかったと猛烈に反省しております。

トトノエおやつ冬味の感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。

............

神秘的で素晴らしいクッキーに出会った。

とある歴史ある街の
ステキな名前のカフェで作られたクッキー缶。

身体が整うように、
というコンセプトで作られているらしい。

一口かじった途端、

ザクッ、とか
ジャリッ、とか
ゴリっ、という感じの

クッキーにしては少しごつい音がして、
小麦の激しい香ばしさが鼻に抜ける。

なんでも古代スペルト小麦という
ただならぬ小麦粉を使っているらしい。

小麦粉のかぐわしさ、というものを
私ははじめて感じた。

パスタもパンも焼き菓子も、
世の中には
小麦粉の加工食品なんてありふれているのに、
頭では分かっていても
私の舌は、
もう食パンとスパゲティを
同じ原料の食べ物だとは認識しない。

そのくらい、
「世の中の小麦粉」とは
なすがままに、いいように加工されて、
「いちばん美味しい部分」の
引き立て役に
過ぎなくなっていたりする。

そんな私の中で
引き立て役になって久しい
「小麦粉」そのものに、
こんなに胸躍らせる日が来るとは、
うれしい驚き。

そして
クッキーとは焼き菓子のはずだけど、
このクッキーは
なぜか全部冷たくて
「シーン」としている。

そりゃこの冬に配送で受け取ったんだから
冷たくても当たり前なんですが、

ただの「冷たい」、じゃなくて
なぜか「シーン」としているのだ。

例えるなら、

冬の良く晴れた早朝みたいな。

冬の神社の湿った石畳のような。

人の気配のしない山奥で、
ひとり黒い空の星を見上げるときのような。

そんなしっとりした静寂さが漂う、
寡黙なクッキーたち。

どのクッキーも、かみしめるたびに
「いつかどこかで食べたことがある何かの味」がして、

脳がその「何か」の正体を見つけたがって
しきりにざわざわする。

もちろん店主は、
ご丁寧に各クッキーの原材料が分かる用紙を
同封して下さっているけれども。

「ああ、きなこの味だねー」とかでは
終わらない深さ。

私は市販のよくあるクッキーも大好きだけど、
そういうクッキーはもっと主張が強くて、
わかりやすい。

バターですよ!
砂糖ですよ!
さくっとしてます!
アーモンドです!
ザラメです!
甘いでしょ!
こういう味でいいんでしょ!

みたいな。

良くも悪くも、
有名メーカーゆえの良くできた戦略で
大量消費市場を勝ち抜けるよう、
たくましく一元化されていて、
無難にわかりやすくて、
そつがなくて、
無難にいいヤツ、みたいなクッキーだ。

でもここのクッキーはとにかく寡黙。
「無口」ではなくて「寡黙」。

喋りたくないとか、
喋りが苦手だから黙っているんじゃなくて、
言葉を控えるべき理由がある、
とでも言いたげな、
深い知恵のある寡黙さ。

仙人のようだ。

それでいて、素朴でやさしくて、

もちろんおいしい。

「優しい」をうたうお菓子は
実は世の中に結構あるけど、

真の「やさしさ」とは
知恵のことなんだなと
思い知らされる。

脳がざわざわするのは、

「クッキー」と言うお菓子を食べたはずなのに

本来いつものようなお菓子で見つかるはずの、

味の「正体」とか「結論」が

私という一人の人間の経験値の中からは
はじき出せないからかもしれない。

「私」は知らないけど、
身体は知っている栄養やおいしさ。

私の体のDNAに組み込まれている、
むかしの先祖の経験や記憶にまで
しみこんでくるようなおいしさ。

その明確な答えをつきとめたくて、
脳の回路やら、本能が
「私」としての記憶にはないコードまでに
アクセスしようとするので

なんだか食べていて
集中しながらもボーっとする。

すっかりいつものクセで
スマホをみながらひとつふたつと
かじっていたものの、

あまりにいのちの深奥がゆさぶられるので
圧倒されて
思わずスマホを閉じた。

「これは
スマホなんて見ながら
食べていいお菓子ではない。」

瞑想するように、
仙人にじっと見つめられ
内省を促されるように、

思わず正座しながら
食べたくなるクッキー。

長々と書きましたけど、
つまりは大好きになりました。

神秘的なクッキー体験を
どうもありがとうございました。

 

..............

 

お許しを得て今回ご紹介させていただきました。

この感想をいただいたとき、心の真ん中からドッカーンと嬉しい気持ちが噴火して心が騒がしかったのを覚えています。と同時に、こんな風に思っていただいて恐れ多い気持ちにもなりました。

ここぞ!というタイミングでご紹介させていただこうと思っていたのに、もったいぶっていたらタイミングを逃すという、なんとも情けない有り様です(泣)

ご感想をくださったお客様ありがとうございました!ただのバカヤローな奴ですが、おやつは真剣に作っています。

トトノエおやつ、現在は春味をお作りしています。新月と満月に湧き水を汲みに行きそのお水を使い焼き上げています。オンラインショップにて、新月と満月の日からご予約を受付ていますのでよろしければご覧ください。

 

 

 

 

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